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会報連載記事

食育について(10) 香川県綾南町立滝宮小学校の実践事例

香川県綾南町滝宮婦人会 小早川倶子

子どもが作る「弁当の日」を参観して

「弁当作り」をはじめて4年目、平成16年10月15日、1回目「秋の味覚弁当」を手に、“自信・誇らしい笑顔”の6年生が(気温11℃の寒い朝)元気にさっそうと登校して来ました。

末澤校長「秋の味覚弁当」のねらい
●自分で給食を弁当箱に詰めたり、6年生の弁当を見ることにより、5・6年になって弁当への意欲を高める。
●縦割り給食の友達とともに、秋の自然の中で楽しく食べることにより、ふれあいを深める。“少子化時代”の対策。
●弁当名が一段とユニークに、秋を代表する栗・さつまいも・きのこ・柿・みかん・里いも・かぼちゃの煮物・卵焼・からあげと食材を生かした調理・詰め方が上達している。祖父母が育てた食材を使う子どもの笑顔も浮かびます。

子どものつぶやき(家庭が変ってきている−)
(6・男)祖父がくれた宝物−裏山からいが栗をひろって来た。皮・渋皮(むつかしい)を取って、栗ごはんを炊いた。ぼくの弁当箱と家族みんなの胃袋にはいった。ぼくだけ2回、何だか得をした気分になった。「おいしい栗ごはん」

(6・女)祖母の優しい手ほどきで、兄・妹4人コックさん−(わたしが4年)弁当を参観して帰った祖母が、「A子も5年になったら作ろうね」調理した物をお皿に盛る・サラダにミニトマト・包丁でキャベツをきざむ・少しずつ兄妹にできることを積み重ねた。弁当作りも6回目、「思うようにできた」父が「夕食が楽しみだよ」とにっこり。兄は大学1年生、自炊をはじめました。“おばあちゃんありがとう”

滝宮婦人会は
“平成12年4月「日銀香川県金融学習地区」(3年間)指定”
●家計簿・貯金・自分の通帳・ペイオフも知りました。
●交際費の支出の大きい悩み−町内の自治会単位でアンケート・結果を周知。2年後(改善された84%)が出た。
●親子の絆で、二世代・三世代それぞれの悩みが見えてきた。特に食事をとらずに登校する幼・小・中・高校生の姿が、マスコミでも報道されてきた。「食事を何とか?」の思いと、滝小竹下校長の願い「弁当の日」が一致しました。そこで、微力だが支援していこうと交流が始まりました。

私達は、本来の活動の上に、名称「母子愛育会・食改」のもと、「子どもの健康は食生活から」と、(1)健やかな赤ちゃんの成長を願って(アルバム・子育情報誌)(2)お母さん講習会参加「赤ちゃんの世話、町内巡回当番」(3)料理講習と悩みごと相談(4)小学生親子の料理とマナー講習など幅広い活動を意欲的に取り組んでいます。「これも生きがい奉仕−・」

おわりに
「弁当の日」で体得した「生きる力」が、将来自炊生活・親子で団欒する家庭が増えることを、竹下校長が「弁当の日」に託した(三つの原則と六つの夢)です。後任の末澤校長は、女性ならではの「一味」で弁当の日に取り組まれています。孫を見守るように支援を続けています。

次号へつづく