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会報連載記事

治る力・8ヶ条 (3)自らの体験からガンの自然治癒を説く

NPO法人ガンの患者学研究所代表 川竹 文夫

{3}退院後が勝負の分かれ目
待ちに待った退院。なんと嬉しい日だろう。しかし実は、本格的な治療は、退院のあとに始まるのだということを、いったいどれだけの人が知っているだろうか・・・。

【免疫機能を回復させよう】

『再発予防のモデル図』を見てほしい。実線は免疫機能の変化を、そして破線は、ガン細胞が増えたり減ったりする様子を表わしている。
ガン細胞は、赤ん坊から老人まで、人類誰の体にも例外なく、毎日数個から数千個は必ず出来ている。

ではなぜ、そのガンが健康を脅かすまでに増えてしまう人(ガン患者)と、一生健康でいられる人がいるのか・・・その差は、免疫機能が正常に働いているかどうかにかかっている。

免疫機能が正常な場合、毎日生まれるガン細胞は、見つけ次第に滅ぼされるので、一定以上には増殖しない。
ところが、誤った生活習慣によって、免疫機能が実線のように低下してくると、それにつれてガン細胞は破線(1)のように増殖してくる。

そして5〜10oの大きさになれば(×1印)検査によって発見される。
すると、大抵はまず、三大療法(手術、抗ガン剤、放射線)による治療が開始される。

その結果、ガンは、破線(2)のように再び小さくなり、あるいは限りなくゼロに近付く。通常、この段階で治療は終わりとなり、やがて患者は退院する。
治療は成功。メデタシメデタシとなるわけだ。久しぶりの暖かい家庭で、祝杯をあげる人もいるだろう。
だが、チョット待ってほしい。本当の治療は実はここから始まると考えるべきなのだ。
つまり、退院してからが、本当の勝負なのである。

何故なら・・・ガンの原因と結果の図(氷山の図)を思い出してほしい・・・三大療法は、単にガン細胞の固まりという【結果】を取り除いただけではなかったか。

【原因】には、何ら手を付けておらず、それはあたかも、ニキビをつぶす様なものだったはずだ。要するに、病院での治療は、応急処置に過ぎないのである。

【生活習慣を徹底的に改める】
とすれば、二度とガンにならないためには、つまり再発や転移を防ぐためには、免疫機能を衰えさせるような、それまでの生活習慣や心の持ち方を変え、低下した免疫を早急に持ち上げてやらなければならないはずである。

ところが、医者は退院を祝福するだけで、そういう指導はしない。せいぜいが、「あまり無理をしないように」という程度だろう。
当然、患者は一安心する。再発の不安も時間と共に薄れ、やがてこれですっかり治ったのだと、油断してしまう。

確かに破線(2)のように、ガンの固まりはなくなった、が、手術や抗ガン剤などの治療のダメージによって、免疫機能は、実線(2)のように落ちてしまっている。
つまり、ガンが再び増殖しやすい状態になっているのだ。

そのとき、退院したからといって油断し、元の生活に戻るなら、免疫は実線(4)のように低いレベルのままになってしまう。

すると・・・その隙をうかがうように、やがて再び、ガンは増殖を開始する(破線(4))。目には見えないが、取り残した微小ガンや、毎日新たに生まれているガンが、増えてくる。そして、いつしか×2印にまで達してしまう。それが再発なのである。

では再発防止のために西洋医学の医師たちは何をするか。「念のため」という理由で、経口の(飲む)抗ガン剤を処方する。

しかし抗ガン剤は、間違いなく免疫機能を低下させる。経口の抗ガン剤は、通常のそれに比べ副作用は少ない。しかし、抗ガン剤である以上必ず、免疫低下は避けられない。少なくとも、免疫が上がることは、ない。

とすれば、患者のなすべきことは、一つ。生活習慣を徹底的に改め、手術や抗ガン剤で低下した免疫機能を、実線(3)のように再び持ち上げてやることだ。さまざまな代替療法を利用するのも、もちろんいい。

すると、ガン細胞の数は、破線(3)のように、一生少ないままで保たれ、やがて完全治癒が訪れるのである。
だからこそ、病院での治療の終わりこそ、再発予防に向けた本格的治療が始まるときなのだ。
そこを間違っては、いけない。

【講演会のQ&Aから】
Q.再発予防に経口の抗ガン剤を飲んでいますが、やめたほうがいいのでしょうか。

A.やめるかどうかは、あくまでもご本人の責任で決めることですが、ちなみに、経口の抗ガン剤が、国から認可されているのは日本くらいのもの。効果がないからです。抗ガン剤の推進派ともいうべき平岩正樹さんという医者も、なぜこんなものが日本で使われているのかと、著書の中で不思議がっています。

また、「いのちの田圃」の連載記事、「医の賢者たち」の第13回では、山田義帰さんが、次のように語っています。

「抗ガン剤を飲んで、その後一生ガンにかからないですむのであれば、健康な医師たちも、予防のために真っ先に服用するはずです。そんな医者は皆無でしょう。だから結局、再発予防のためには食事を改めたり、患者自身の努力が絶対欠かせない」

Q.うーん。しかし実際のところ、医者にやめたいとは言いにくいですね、どうすればいいでしょう。

A.私のセミナーに参加する人の中にも、あなたのような人は何人もいます。皆さん、悩むんです。言い出しにくくて。3日も4日も眠れない夜をすごしたりね(笑)。

でも、思い切って「やめたい」と言うと、ほとんどの医師は、あっさりと「あ、そうですか」と答えるようです(笑)。中には「電話でもよかったのに」なんて人もいます。つまり、医者は、効かないということを知っているわけです。もし本当に効くと思っているのなら、首根っこをつかんででも、必死で説得しようとするはずでしょう。

Q.やめた人たちは、何ともありませんか。

A.何ともどころか、皆さんすこぶる元気で、悩んでいたときのことをよく、笑い話の種にしていますよ。

Q.でもやっぱりやめるのは不安。自信が持てません。

A.何故自信が持てないかというと、医者任せにしているから。自分の努力で何も獲得していないからです。

ポイント
□再発予防は、三大療法で落ちた免疫を上げることから。
□退院の日は、本格的治療スタートの日。

次号へつづく